お正月は毎年埼玉の実家に帰っていますが、旦那さんを連れて帰るのは今年で2回目。

母は他界していますので、実家は父と兄の二人暮らし。

男二人、どんだけ殺伐としたお正月なのだろう、と皆さん思われるかもしれませんが、

この通り、おせち料理は兄と父で作って私たちを迎えてくれます。

おまけに今年は旦那さんが、得意の鳥鍋、私が数の子（味付けしただけ）

おつまみにナマコのゆずポン酢を持参して、よりテーブルが華やかになりました～

 

昔ながらの炬燵で、お決まりの「箱根駅伝」を観ながら

たわいのない会話をし、私と兄だけで日本酒を飲みまくり

お腹いっぱいになって、ただのんびりと過ごしたお正月。

旦那さんは畳に座っているのが耐えられず、こんな状態・・・確か去年も。。。

母が亡くなるまでの父は相当厳しくて、

こんなの見たら怒鳴られ叩き起こされるのが怖くて

絶対に寝転ぶなんてできなかったのに、堂々と目の前でいびきをかいてしかも大の字？

今は優しい父で良かったです(^_^;)

その間に私は子供の頃を思い出しながら近所をブラブラ

体育倉庫には私たちが6年生の時に描いた絵が今でも残っていました。

私は小さい頃から絵を描くのが好きでよく表彰されました。

残念ながら、私の絵はシャッターの取り換えでなくなっていましたが。。。

確かバスケットの絵を描いたはず。

今でもよく覚えています。

小学校の裏手は田んぼや畑が昔と変わらず広がっていて

秩父連山もあの頃と同じように眺められました。

全く変わっていない景色に、あっという間にあの頃の子供に帰り

蓮華畑で遊んだことや、ザリガニを獲ったことや、凧揚げをしたことや、秘密基地をつくったことや、

蛙に爆竹を詰めた事（ひどい）、七夕の笹を川に流したことや、

沢山の想い出があったこの場所をじっくりと見て、両親がここで育ててくれたことに感謝しました。

（思えば、かなり男の子勝りな子供だった）

今こうやって幸せに暮らしていられることの有難さをしみじみ感じた日でした。

色んな事があったけれど、今思えば小さいことで、

時間が経てば想い出となって、

あの頃は真剣に悩んでいたことも、

歳を重ねるたびに分母が大きくなるから全体の中の一つとなっていって

人生ってこういうものなのかな～なんて分かったような、分かっていないような。

震災があったからこそ、気付くことが沢山あった1年、

故郷に帰って、家族と過ごした人が多かったみたいですね

人と人との繋がりや想い出は

過ぎてしまってもずっと心に残り、励ましてくれるもの

自分一人では思い出も温かさも感じ残すことができないからこそ

家族や友人、周りにいる人達との絆を大切にしていこう、

今年も畑仕事しに来るね、と約束して帰ってきました。

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