会社は売上をあげていかないと運営していくことができません。とても大事です。

ですからサロンにも売上目標がありますし、

個人にも売上という目標をつくりそこに評価もします。

組織の責任者は全体の数字を上げる責任があります。

ただ目標を達成する為だけに数字を挙げている訳ではありません。

会社の存続の為だけにしている訳でもありません。

経営している方はもちろん分かると思いますが、

目標を達成するまでの過程に意味があるんです。

そして達成したことをどれだけ自分自身の人生に落とし込んでいけるか、が

仕事をしていく中で学んでもらいたいところです。

私が小学生５～６年生の頃、母親に

「１００点とったらご褒美に100円あげる」

と言われ、

私は100円が欲しくて頑張りました。

そしてテストがあるたび一生懸命勉強して100点をとって

母に100円をもらって喜んでいました。

父には「硬筆や習字で1番になれ」

と言われ、毎晩夜中まで練習を繰り返しいつも1番でした。

小学生の頃が私の人生の中で一番勉強をしていたかもしれません。

そのお陰でクラスでも1番、硬筆や習字は学年で1番、

全体の朝礼でいつも表彰される優等生でした。

中学に上がってからも絶対に1番をキープしなきゃ、と最初は頑張っていたんですが、

いつしか頑張る意味が分からなくなり、一気に成績は悪くなってしまいました。

そのまま頑張っていたら、どんだけ優秀な人となっていたのか・・・なんて。

今なら分かるのですが、

目的が「おこづかい」や「褒めてもらいたい」だったので

長続きしなかったのです。

両親も本当は「将来の為に」と思ってそう言っていたのでしょうが、

それが分からず私には「やらされている」としか思えませんでした。

そしてやらないと怒られるからやる、のです。

売上も仕事も「やらされている」では続きませんし、疲れてしまいます。

一時は勢いでやれても、一時で終わってしまいます。

目的や目標は明確な数字として表わさないと

達成したことが分からないし、達成できなくても分析できます。

ただそれは分かりやすい目安としてであって、

最も大切なのは「自分がやり切ったことから何を学んだか」や

なりたい自分（目標）に近づく手ごたえを実感することなんです。

目標は簡単に手に届くものを誰も設定しません。

だから、目標までの間に壁が出てくるのです。

簡単に飛び越えていける壁もありますが、

本当の自分の壁とは今までにやったことのない事ややりたくない事が次々と現れてきます。

そこを逃げずにぶち当たっていく勇気や、痛み、苦しさを体で味わい

壁を乗り越えていく過程が一番大切な事なのです。

もしかしたら達成することよりも大事かもしれません。

でも達成したらそれは達成感、充実感、自信となって積立られます。

それを繰り返していくことで、

人生に起こってくる困難を乗り越えていける強さが身についていけるのだと思っています。

私は強くなりたいです。

苦しさを分かち合い達成した喜びを分かち合い

強くて優しい女性に育って欲しいと思っています。

みんなにも強くなってもらいたいです。

ひさしぶりに真剣なひとりごとでした。

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